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2026年7月30日木曜日

【カゴメ株の投資方針】結論は「保有継続・新規購入は急がない」

 



今回の下方修正は、中東情勢による一時的なコスト増だけではありません。値上げ後も主力

飲料の販売数量が十分に戻っていない点が、より重要な警戒材料です。

したがって、現時点の方針は次の通りです。

  • 100株を長期保有中:基本は保有継続

  • 200株以上・保有比率が高い:買い増しせず、一部売却も検討

  • 新規購入を考えている:決算直後の下落を追わず、2,500~2,600円台を待って分割購入

  • 高配当目的:配当利回りが約2%のため、優先順位は低め

下方修正の内容は軽くない

カゴメは2026年12月期の予想を、売上収益3,100億円で据え置く一方、事業利益を230億円

から190億円へ、純利益を134億円から105億円へ引き下げました。予想EPSは116.04円です。

利益を押し下げる主な要因は、中東情勢の影響28億円と、値上げによる増収効果が想定を18

億円下回ることです。一方、原価低減などで20億円を取り戻す計画になっています。

つまり今回は、

外部要因のコスト増+国内需要の弱さ

という二重苦です。中東情勢が落ち着いても、販売数量が戻らなければ利益回復が遅れる可

能性があります。

特に注意したいのは「野菜生活100」

トマトジュースは上期の販売金額が前年同期比121%、数量が114%と好調でした。

一方で、主力商品の販売数量は、

  • 「野菜一日これ一本」:前年同期比86%

  • 「野菜生活100」:前年同期比84%

にとどまっています。6月単月でも「野菜生活100」の数量は前年同月比84%で、回復の

鈍さが目立ちます。

これは単なる買い控えではなく、豆乳、乳酸菌飲料、ミネラルウォーターなど、別の健

康飲料へ消費者が移っている可能性を会社側も示しています。

ここが今回の決算で一番気になる部分です。

株価はまだ割安とは言いにくい

7月30日の終値は2,832.5円、決算発表後の夜間PTSは2,760円前後まで下落しました。

修正後EPS116.04円で計算すると、

  • 終値2,832.5円:予想PER約24.4倍

  • PTS2,760円:予想PER約23.8倍

となります。

減益予想の食品株としては、決算後に少し下がっただけでは「十分に安い」とまでは言

えません。なお、情報サイトに表示されているPERは下方修正前の予想利益を使っている

場合があるため、注意が必要です。

配当と優待は下支え材料

年間配当予想は58円で据え置かれました。会社は2026~2028年に累進配当を採用し、

期間累計の総還元性向50%を目標としています。

ただし、修正後EPS116.04円に対して58円配当なので、予想配当性向は約50%です。

利益がさらに下振れすると、増配余力は小さくなります。

終値2,832.5円での配当利回りは約2.05%。100株を半年以上継続保有すると2,000円相当

の商品優待があり、配当と優待を合計した実質利回りは約2.75%です。優待を受けるには

、6月末と前年12月末の株主名簿に同一株主番号で記載される必要があります。

優待を楽しむ100株保有には向いていますが、高配当株として大量保有する銘柄ではあ

りません。

投資方針を保有状況別に整理

① すでに100株保有している場合

慌てて売らず、保有継続でよいと考えます。

ブランド力、累進配当、株主優待があり、トマトジュースや北米の二次加工事業は伸び

ています。国際二次加工事業では、フードサービス企業向け販売数量が増え、上期は

増益となりました。

ただし、今すぐの買い増しは見送ります。

② 200株以上を保有している場合

カゴメは100株から優待を受けられますが、100株から1,000株未満までは優待額が同

じ2,000円です。

優待目的で200株以上保有しているなら、100株を残して一部を整理する方法もあります。

特にカゴメが資産全体の10%を超えている場合は、集中リスクを下げたいところです。

③ 新規購入の場合

決算翌日の値動きを確認せず、すぐ飛びつくのは避けます。

購入するなら、例えば、

  • 2,600円前後:30株

  • 2,500円前後:30株

  • 第3四半期決算確認後:残り40株

という分割購入が無難です。

2,600円では修正後PER約22.4倍、2,500円では約21.5倍です。それでも激安ではありま

せんが、現在より安全余地が出てきます。

今後のチェックポイント

最重要なのは中東情勢よりも、「野菜生活100」と「野菜一日これ一本」の数量回復です。

次回の第3四半期決算は10月29日に予定されています。

その際に確認したいのは、飲料販売数量、中東関連コスト28億円の上振れ・下振れ

、事業利益190億円の維持、年間配当58円の維持です。

最終判断

カゴメは優待を楽しみながら100株を長期保有する銘柄としては魅力があります。

しかし現在は、

減益予想なのに、修正後PERはまだ20倍を大きく超える

という状態です。

したがって、私の投資判断は、

保有中なら100株を維持、新規購入や買い増しは2,500~2,600円台まで待つ

です。高配当を重視する場合は、カゴメに資金を集中させず、利回り4~5%台の銘柄

と組み合わせる方針が向いています。

カゴメの3Q決算後に投資判断を見直す

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