いまの相場を一言でいうと、
「AI・半導体・データセンター投資に世界中の資金が集中し、その波に日本の一部企
業が乗っている」
という構図です。
まず、なぜ6万円まで来たのか
背景は大きく6つあります。
1. AIバブル級の半導体需要
最大の理由です。
米国のAI投資が再加速し、GPU・HBMメモリ・データセンター向け設備投資が急増。
その恩恵が、日本の
半導体製造装置
素材
電線
検査装置
精密部品
に波及しています。
特に日経平均は値がさ株の影響が大きいので、
東京エレクトロン
アドバンテスト
レーザーテック
ソフトバンクG
みたいな銘柄だけで指数をかなり押し上げます。
2. 海外マネー流入
海外投資家が日本株をかなり買っています。
理由は、
日本企業のガバナンス改善
自社株買い増加
ROE重視
賃上げ定着
インフレ定着
です。
「日本が30年デフレから抜けた」という見方が強まっています。
3. 円安
円安は輸出企業に追い風です。
しかも外国人から見ると、日本株が“割安”に見えやすい。
ドル建て資金が入りやすい状況です。
4. 先物主導・アルゴ相場
これはかなり重要です。
今回の上昇、実は「市場全体が均等に強い」わけではありません。
先物やオプション主導で指数が押し上げられている面が強い、と複数のストラテジストが指摘
しています。
つまり、
「日経平均は爆上げなのに、自分の持ち株は全然上がらない」
という人がかなり多い。
これは相場の偏りを示しています。
5. 日本企業の利益成長
企業業績そのものも悪くありません。
特に、
半導体
防衛
電力インフラ
データセンター
FA(工場自動化)
は利益成長が強いです。
6. 新NISA資金
地味ですが効いています。
個人マネーが継続的に市場へ流入しており、
「押し目で買う人」が以前より増えています。
ここから先どうなるか
短期(数週間〜数か月)
→ かなり荒れやすい
正直、過熱感はあります。
特に半導体は、
「期待の先食い」になっている部分も大きい。
なので、
AI関連の決算ミス
米NASDAQ急落
米金利上昇
中東リスク
円高
が来ると、一気に10〜15%調整しても不思議ではないです。
今は“強気一色”に見える時期なので、逆に警戒も必要です。
中期(1〜3年)
→ 上方向の可能性はまだある
これはかなり重要。
1989年バブルと違って、
今回は「実際に利益が伸びている企業」が中心です。
特にAIインフラ需要は、
半導体
電力
通信
冷却
データセンター
を数年単位で押し上げる可能性があります。
つまり、
「AIバブル」ではあるが、完全な幻想でもない
というのが今の難しいところです。
個別株でどう対応するべきか
ここが本題ですね。
やってはいけないこと
「今から急騰株を全力買い」
これは危険。
特に、
PERが極端に高い
連日ストップ高
SNSで煽られてる
銘柄は、一回崩れると速いです。
いま意識したい戦略
① “AI本命”より「周辺」を見る
今は本命が高すぎる。
なので面白いのは、
電線
変圧器
電力設備
冷却
工場自動化
データセンターREIT
半導体材料
みたいな“つるはし銘柄”です。
実際、非鉄金属や電線株が強いのは、
AIデータセンター向け需要が背景です。
② 出遅れ大型株
もし相場が広がるなら、
銀行
商社
建設
インフラ
保険
にも資金が向かう可能性があります。
今の相場は「一部集中」なので、
循環物色が始まるかは大きなポイント。
③ キャッシュ比率を残す
かなり大事です。
今の相場は、
「押し目が来たら拾える人」が強い。
全部突っ込むより、
7割運用
3割キャッシュ
くらいの柔軟性があると動きやすいです。
④ “指数”だけ見ない
日経平均は値がさ株で動きやすい指数です。
なので、
TOPIX
グロース250
騰落銘柄数
も見ると、本当の地合いが分かります。
個人的に今後かなり重要だと思うテーマ
・電力不足
AIデータセンターは異常に電気を使います。
なので、
発電
送電
蓄電
原発関連
変圧器
は長期テーマ化する可能性があります。
・防衛
地政学リスクが高止まりしているので、
日本でも防衛関連は構造テーマになりつつあります。
・中小型AI関連
大型株が高くなりすぎると、
資金が中小型へ回る流れが出やすい。
ただし値動きは超荒いので、
ポジション管理は必須です。
最後にまとめると、
いまは「全面強気」ではなく、“AIインフラ相場”
です。
なので、
何でも買えば上がる相場ではない
主役と脇役を見極める必要がある
過熱もかなりある
という認識が大事だと思います。
「高配当+出遅れ」は、今の相場だとか
なり合理的なテーマです。
理由はシンプルで、
AI本命株は値動きが激しい
一方で高配当株はまだ資金集中が弱い
日本企業は増配・自社株買いを強化中
だからです。
特に今は、
「上値を追うより、配当をもらいながら待てる株」
の価値が上がっています。
ただし、高配当は
本当に割安
なのか、単に業績悪化で利回りが高く見えているだけ
なのかを分ける必要があります。
いま比較的面白いセクター
① 銀行
まず王道。
例えば、
三菱UFJフィナンシャル・グループ
三井住友フィナンシャルグループ
みずほフィナンシャルグループ
なぜ良い?
日本の金利正常化が追い風。
銀行は長年、
超低金利
利ざや縮小
で苦しんでいました。
でも今は、
貸出利ざや改善
株主還元強化
自社株買い
が進んでいる。
ポイント
メガバンクは、
配当利回り
増配余地
PBR改善余地
がまだあります。
しかもAIバブルの主役ではないので、
過熱感が比較的小さい。
② 総合商社
かなり強いテーマ。
例えば、
三菱商事
三井物産
住友商事
伊藤忠商事
なぜ人気?
とにかくキャッシュ創出力。
しかも、
資源
発電
食料
データセンター
インフラ
全部に関われる。
配当面でも強い
商社は最近、
累進配当
大型自社株買い
をかなり重視しています。
つまり、
「景気敏感だけど、昔より株主還元が強い」
になっている。
③ 保険
意外と見落とされやすい。
例えば、
MS&ADインシュアランスグループホールディングス
東京海上ホールディングス
SOMPOホールディングス
なぜ面白い?
金利上昇が追い風。
保険は運用収益改善の恩恵を受けやすい。
しかも、
増配
自社株買い
がかなり進んでいます。
④ 通信
地味だけど安定。
例えば、
NTT
KDDI
ソフトバンク
良い点
キャッシュフロー強い
配当安定
景気耐性ある
特に相場が荒れた時に、
ディフェンシブとして資金が戻りやすい。
⑤ インフラ・電力
今後のAI電力需要を考えると、
再評価余地があります。
例えば、
関西電力
中部電力
など。
ただし注意
電力は、
原発政策
燃料価格
規制
の影響が大きい。
なので「高配当債券代わり」とは少し違う。
逆に注意したい高配当
“利回りだけ高い株”
例えば、
業績悪化
減配リスク
配当性向100%超
キャッシュ不足
なのに、
利回りだけ6〜8%
みたいなケース。
これは“危険な高配当”もあります。
今の高配当投資で大事な視点
「増配できるか」
ここがかなり重要。
昔の日本株は、
配当維持だけ
が多かった。
でも今は、
累進配当
DOE採用
総還元性向
を意識する企業が増えています。
個人的に今かなり重要だと思う条件
今の相場なら、
「高配当+自社株買い+PBR1倍近辺」
この組み合わせが強い。
理由は、
海外投資家がそこを見ているから。
いまの相場での立ち回り
もしAI相場が続いても、
高配当株は下値が比較的硬い
もしAI株が崩れると資金が来やすい
というメリットがあります。
つまり、
“攻めすぎ相場の避難先”
にもなれる。
個人的には今後、
金融
商社
保険
通信
電力インフラ
は、「地味だけど強い」時間帯が来る可能性をかなり感じています。


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