株の自動売買ロボットをつくる方法
株の自動売買ロボット(トレーディングボット)を作るには、次のようなステップを踏むのが一般的です。以下では、初心者から中・上級者レベルまで対応できるように順序立てて解説します。
✅ ステップ1:基本を理解する
まず必要なのは、以下の基礎知識です。
■ 必須知識
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プログラミング言語:Pythonが最も人気(シンプルかつ多くのライブラリがあるため)
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金融知識:株式市場の基本(ローソク足、移動平均、出来高、RSIなどのテクニカル指標)
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APIとは何か:証券会社のAPIを通じて売買注文を出す
✅ ステップ2:証券会社のAPIを選ぶ
日本では以下のような証券会社がAPIを提供しています。
■ 国内の証券API例
| 証券会社 | API名 | 備考 |
|---|---|---|
| SBI証券 | Open API(限定公開) | 申請制、ハードル高め |
| 楽天証券 | MarketSpeed II API | テスト利用OK、売買可能 |
| 松井証券 | 株アプリAPI | 個人利用向けに整備されている |
| auカブコム証券 | kabuステーション API | 比較的使いやすい |
✅ ステップ3:開発環境の準備
■ 必要なツール
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Python(3.x)
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ライブラリ:
pandas,numpy,matplotlib,TA-Lib,requests -
IDE:VSCode や Jupyter Notebook がおすすめ
✅ ステップ4:基本ロジックを構築する
■ 例:単純な移動平均クロス戦略
pythondef signal_generator(data):
data['SMA_5'] = data['Close'].rolling(window=5).mean()
data['SMA_20'] = data['Close'].rolling(window=20).mean()
if data['SMA_5'].iloc[-1] > data['SMA_20'].iloc[-1] and data['SMA_5'].iloc[-2] <= data['SMA_20'].iloc[-2]:
return "BUY"
elif data['SMA_5'].iloc[-1] < data['SMA_20'].iloc[-1] and data['SMA_5'].iloc[-2] >= data['SMA_20'].iloc[-2]:
return "SELL"
else:
return "HOLD"
✅ ステップ5:APIと接続して売買
証券会社のAPIに接続して、以下のように注文を出します(APIごとに仕様が異なるため、公式ドキュメントを参照してください)。
pythonimport requests
def place_order(api_key, symbol, side, quantity):
url = "https://api.example.com/v1/order"
headers = {"Authorization": f"Bearer {api_key}"}
payload = {
"symbol": symbol,
"side": side,
"quantity": quantity,
"type": "market"
}
response = requests.post(url, headers=headers, json=payload)
return response.json()
✅ ステップ6:自動化(スケジューリング)
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Pythonスクリプトを定期実行:
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Windowsなら
タスクスケジューラ -
Mac/Linuxなら
cron
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あるいは24時間稼働のVPSを使う:ConoHa、さくらVPS、AWS、Google Cloudなど
✅ ステップ7:バックテスト(過去データで検証)
ライブラリ例:
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backtrader -
bt -
zipline
✅ ステップ8:リスク管理・本番稼働
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損切りラインの設定
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過剰取引を防ぐ
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ログ保存やエラーハンドリング
✍️ まとめ
株の自動売買ロボット開発は次の3要素がカギです:
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技術(Python・API)
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戦略(売買ロジック)
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実行力(自動化・監視・リスク管理)
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