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2023年7月21日金曜日

WHO、体重管理や疾患予防に非糖質系甘味料は効果なし

WHO、体重管理や疾患予防に非糖質系甘味料は効果なし WHO新ガイドライン作成者に聞く 作成の意図は、背景は 2023/7/21 原田寧々=日経Gooday編集部 世界保健機関(WHO)は2023年5月15日、体重管理・肥満予防、または非感染性疾患(NCDs)の予防のための非糖質系甘味料(NSS)の摂取は推奨しないとした新しいガイドラインを発表した。その報道を受けて日本では「結局、砂糖とNSSどちらをとればいいのか」「たまに摂取するのもだめなのか」「NSSは危険」といった声が。新ガイドライン作成の意図や背景、健康的な食事とは何かを新ガイドラインの作成者に直接話を聞いた。
(写真=PIXTA)  NSS入りの「カロリーゼロ」や「ノンシュガー」は、ダイエットや疾患予防に役立つものではない──。  WHOは23年5月15日、体重管理・肥満予防、またはがん・糖尿病・循環器疾患・呼吸器疾患・メンタルヘルスをはじめとするNCDsの予防のためのNSSの摂取は勧めないとした新しいガイドラインを発表した。ガイドラインは、糖尿病の人以外は対象となる。  NSSは、アセスルファムKやスクラロース、アスパルテームといった化学的に合成された合成甘味料や、ステビアなどの植物の甘味成分を抽出して精製された天然甘味料のこと。NSSは砂糖に比べてずっと甘く、低カロリーまたはゼロカロリーであることが特徴だ。日本国内でも、清涼飲料水や菓子類をはじめとした多くの商品に使用されている。砂糖に比べて低カロリーかつ甘味を感じられるため、ダイエット目的や健康意識から砂糖を控えたい人に需要がある。  この新ガイドラインの報道を受けて、少なくとも国内では少なからず混乱が生じたようだった。SNS(交流サイト)では「結局、砂糖とNSSどちらをとればいいのか」「たまに摂取するのもだめなのか」「NSSは危険」といった声が散見された。そこで、WHOのガイドラインの作成者に直接話を聞くこととした。 なぜ人々はガイドライン発表で混乱したのか  新ガイドラインの作成者で元WHO安全・健康及び持続可能な食生活分野のユニット長の西田千鶴氏によると「WHOが表明しているのは、体重管理・肥満予防やNCDsの予防にNSSは効果がないということだ」と強調する。
オンライン取材を受ける西田氏。  それにもかかわらず「NSSが危険だ」と拡大解釈されたのは、ガイドラインの冒頭にあるエグゼクティブサマリー(要旨)に「NSSの長期使用は2型糖尿病、心血管疾患(CVD)、死亡率のリスク上昇と関連していた」と書かれていたためだ。  ただしこれは、「システマティックレビューに用いた一部の論文で悪影響の可能性が示唆された、ということで、NSSと様々なNCDsのリスクの因果関係にはまだ色々と不確かな点がある」と西田氏は話す。NSSの摂取が有意に健康へ悪影響を及ぼすかどうかを断定するためには、複数の論文を集めて検証する必要がある。今回のWHOのガイドラインは、あくまでも、「NSSは体重管理・肥満予防やNCDsの予防に役立たない」という話にとどまっている。  NSSは現在、食品の国際基準を作る政府間組織のコーデックス委員会によって国際規格が設けられている。その一方で、NSSの摂取に関しては「NSSの長期使用による成人の2型糖尿病やCVDの発症リスク上昇、死亡率の増加に影響を及ぼす可能性がある」とした論文や、アルツハイマー病への影響、胎児への影響などの健康への悪影響に関する論文がここ数年で活発に発表されている。今年に入ってからも特定のNSSと健康への悪影響(がんや循環器疾患など)に関する研究が発表された。NSSの安全性について世界中でレビューが行われている状況だ。  西田氏は「WHOでもNSSの1つであるアスパルテームの健康への悪影響のレビューをしている」と言う。実際、インタビュー後の23年7月14日、WHOの一機関である国際がん研究機関(IARC)は発がん性の分類にアスパルテームを加えたと発表した。アスパルテームはグループ2Bに分類されており、同分類にはワラビや漬物なども含まれる。この分類は4段階あり、グループ2Bは下から2番目。これは発がん性の強さではなくエビデンスのレベルで分類されており、国際連合食糧農業機関(FAO)とWHOの合同専門委員会(JECFA)はアスパルテームの1日の摂取許容量を今までの量(0~40mg/kg)から変更する十分な理由はないと結論づけている。  NSSの摂取は食欲の増加につながり、食事量が増える可能性を指摘する研究もある。この研究結果は、NSS自体の悪影響ではなく、NSS摂取に伴った食行動の変化が肥満をもたらし、NCDsにつながっているとも読み取ることができる。NSSを控えなくても、食事量を守ることで肥満のリスク上昇につながらない可能性もある。しかし、同時に近年の複数の論文でNSSの健康への悪影響の可能性が示唆されているため、「どのような新しい研究データが出てきているのかを把握し、今のNSSの安全性の基準を再吟味する必要があるかどうかを注視しなくてはならない」と西田氏は言う。

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