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2024年6月9日日曜日

ゴールデンカムイ









 ゴールデンカムイ


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ゴールデンカムイ


テレビアニメ版ロゴ

ジャンル 冒険(バトル)

歴史(ロマン)

狩猟(グルメ)[注釈 1]

アイヌ文化

ストーリー漫画

青年漫画

漫画

作者 野田サトル

出版社 集英社

掲載誌 週刊ヤングジャンプ

レーベル ヤングジャンプ・コミックス

発表号 2014年38号 - 2022年22・23合併号

発表期間 2014年8月21日 - 2022年4月28日

巻数 全31巻

話数 全314話

その他 アイヌ語監修[1]:中川裕

ロシア語監修:Eugenio Uzhinin、熊野谷葉子

ウイルタ語監修:山田祥子[2]

薩摩弁監修:中村章吾[3]

新潟弁監修:伊藤富美也[4]

ビルマ語監修:加藤昌彦[5]

時代考証:後藤一信[6][7]

アニメ

原作 野田サトル

監督 難波日登志(第一期 - 第三期)

すがはらしずたか(第四期)[注釈 2]

シリーズ構成 高木登

キャラクターデザイン 大貫健一(第一期 - 第三期)

山川拓己(第四期)

音楽 末廣健一郎

アニメーション制作 ジェノスタジオ(第一期 - 第三期)

ブレインズ・ベース(第四期)

製作 ゴールデンカムイ製作委員会

放送局 TOKYO MXほか

放送期間 第一期:2018年4月9日 - 6月25日

第二期:2018年10月8日 - 12月24日

第三期:2020年10月5日 - 12月21日

第四期:2022年10月3日 - 2023年6月26日

話数 第一期:全12話

第二期:全12話

第三期:全12話

第四期:全13話

OAD:全4話

その他 原作単行本の特別版にOAD収録

映画

原作 野田サトル

監督 久保茂昭

脚本 黒岩勉

音楽 やまだ豊

制作 CREDEUS

製作 映画「ゴールデンカムイ」製作委員会

配給 東宝

封切日 2024年1月19日

上映時間 128分

ドラマ:連続ドラマW

ゴールデンカムイ-北海道刺青囚人争奪篇-

原作 野田サトル

監督 久保茂昭

片桐健滋

落合賢

佐藤洋輔

脚本 黒岩勉

音楽 やまだ豊

出羽良彰

制作 CREDEUS

製作 WOWOW

放送局 WOWOW

放送期間 2024年秋(予定) -

テンプレート - ノート

プロジェクト 漫画・アニメ・映画・テレビドラマ

ポータル 漫画・アニメ・映画・テレビ・ドラマ

『ゴールデンカムイ』(GOLDEN KAMUY)は、野田サトルによる日本の漫画。『週刊ヤングジャンプ』(集英社)にて、2014年38号から2022年22・23合併号まで連載された[8][9]。略称は「金カム」[10]。単行本(全31巻)の累計発行部数は、2024年1月時点で2700万部を突破している[11]。


2018年4月からテレビアニメが放送され、2024年1月には実写映画が公開された。


作風

明治末期、日露戦争終結直後[12] の北海道・樺太を舞台とした、金塊をめぐるバトル漫画。加えて、戊辰戦争・日露戦争・ロシア革命などが関わる歴史ロマン要素のほか、北海道・樺太独自の動植物・狩猟を描くサバイバル要素、各地の料理を堪能するグルメ要素、アイヌなどの民俗文化の紹介要素も併せ持つ。さらに、ギャグ要素や映画・アニメなどのオマージュ[13]、ホラー要素も盛り込まれているため、「冒険・歴史・文化・狩猟グルメ・ホラー・GAG&LOVE!和風闇鍋ウエスタン!!」というキャッチコピーがつけられている[14]。


タイトルの「ゴールデンカムイ」とは、英語(Golden)とアイヌ語(kamuy)を合わせた造語である。ラテン文字では「GOLDEN KAMUY(英語版、スペイン語版)」「GOLDEN KAMUI(仏版、イタリア版など)」、漢字では「黄金神威」(中国語(繁体字)版)、ハングルでは「골든 카무이」と表記されている。


作中では当時のアイヌの文化が豊富に描写・紹介されており、アイヌ語の表記に関しては、アイヌ語仮名の小書きも使用されている。一方で、公式ツイッターやアニメのテロップなどでは「アシ(リ)パ」・「カムイモシ(リ)」のように括弧書きで表示されることもある。


制作背景

前作である『スピナマラダ!』は10年近いアシスタント生活を続けていた中での初連載だったが、読者からの反応が少ないため編集長から「時間を無駄にして欲しくない」と連載終了を告げられ、わずか1年での完結となった[15][16]。野田は反省点を意識しつつ、ヒット作で見返してやるという意気込みを原動力に本作の制作を開始。担当編集の大熊八甲とともに新連載の構想を1年近く模索し、女子体操・ロボコン・SFファンタジー・歴史冒険活劇など様々な企画案が出された[17]。


野田の曽祖父は日露戦争に出兵した屯田兵であったことから、かねてより関連する作品を描きたいと希望を抱いていたところ[18]、大熊から「次は猟師の話を描かないか」と提案され、開拓期の北海道で生き残った銀色の毛並みの狼を追いかける猟師を描いた熊谷達也の小説『銀狼王』を渡された。その主人公が「二瓶」という名前であり、偶然『スピナマラダ!』に登場するキャラクターと同姓であったことから運命を感じ、曽祖父の話を融合させて作品のテーマが生まれた[19]。


物語の舞台を野田の出身である北海道に決め[20]、当初は日露戦争帰りの若者を主人公にした「狩猟マンガ」として構想された。しかし、狩猟だけではネタ切れが早いと思われたため、道史の中から野田が興味を惹かれた「熊害(ゆうがい)」、「土方歳三」、「脱獄王」、「埋蔵金伝説」、「アイヌ」といった様々な題材を拾い上げて組み入れていき、本作が練り上げられた[18]。物語の組み上げにはさらに1年という期間がかけられ[21]、約2年間の準備期間を経て連載がスタートした[15]。


特にアイヌに関しては、これまでのマンガで取り上げられることが少なかったため読者にとって新鮮であり、なおかつ取材に協力してくれたアイヌの人々から「可哀想なアイヌではなく、強いアイヌ」を描くことを期待されたため、迫害や差別といった暗い背景ではなく「明るく、おもしろいアイヌ」を描けば読者に受け入れられると確信したと語っている[18]。また、料理に関する要素が強いことに関しては、作品構想の始めのテーマが狩猟であったこともあり、獲物を生活に活かしていく中で料理描写は必然と考えられたためだとしている[18]。


本作の執筆にあたり、野田は「アップの作画にも耐えられる細密な資料が手元に絶対に必要」という理由から軍帽やマキリなどを収集し、三十年式小銃などの製作を特注で依頼した[22]。また、「直接自分で現地に行って体感することが大事」という考えから北海道各地や樺太などへ取材に行き、狩猟に同行して脳みそや肝臓を実際に食している。さらに、アイヌ文化の監修や時代考証を専門家に依頼している。


本作はフルデジタルで描かれており、背景資料は北海道在住の写真家や野田の兄妹が撮影した写真が利用された[23]。


野田は本作の連載開始直後、ヒットしたら『スピナマラダ!』の完全版を書かせてほしいと編集部に頼んでいたが、予想以上の大ヒットとなったことで完結後の設定を引き継いだ新作漫画の連載が決定した[16]。


評価

アイヌ文化を丁寧に描いているとして平取町アイヌ文化情報センターでも人気になっており、アイヌ民族博物館の職員は「文献や資料をよく調べている。文様も細かく描写されており、見応えがある」「全国の若い世代にアイヌ文化に興味を持たせるきっかけをつくったという点で貢献度は非常に大きい」と評価している[24][25]。また、北海道アイヌ協会の理事長は、アイヌの料理や狩猟など風習・文化がリアルに表現されているとして「よく描かれている」と評価している[26]。


2019年5月23日〜8月26日、イギリス・ロンドンの大英博物館で開催された日本のマンガをテーマにした展覧会「The Citi exhibition Manga」では[27]、「女性を表している点。(中略)アイヌという少数民族の文化を描いている点」など「ダイバーシテイの理念を体現する作品になっている」という理由から、本作がキービジュアルに選ばれた[28]。


2022年4月7日、松野博一官房長官(アイヌ政策推進本部長兼務)は記者会見にて「アイヌ文化が紹介されていることもあり、一般の方々がアイヌ文化に関心を高める上で効果があった」と雑誌連載完結について言及している[29]。また、北海道知事である鈴木直道も原作のファンであると語っている[30]。


主な受賞・ノミネート歴

年度 セレモニー 順位 備考 出典

2015年 コミックナタリー大賞 2位 [31]

2016年 このマンガがすごい!2016オトコ編 2位 [32]

マンガ大賞2016 大賞 [33]

2017年 北海道ゆかりの本大賞コミック部門 大賞 [34]

2018年 小西財団漫画翻訳賞 グランプリ ※仏版[35] [36][37]

Japan Expo Awards 2018 マンガ部門 Daruma 脚本賞 ※仏版 [38]

手塚治虫文化賞 マンガ大賞 [39]

2021年 第24回文化庁メディア芸術祭 マンガ部門ソーシャル・インパクト賞 [40]

2022年 第51回日本漫画家協会賞 大賞 [41]

2023年 第74回芸術選奨 文部科学大臣新人賞(メディア芸術部門) [42]

この15年に完結したマンガ総選挙 1位 [43]




――主人公・杉元佐一を演じた『ゴールデンカムイ』への印象を教えて下さい。

 たくさんのキャラクターが出てきますが、一人ひとりに個性と正義と信念があって魅力に溢れているところ。24人の囚人の刺青を集めたら、金塊の在り処がわかるという設定も面白いですし、食事のシーンや出てくる料理、シリアスな場面とコミカルな要素とのギャップと引き込まれる要素がてんこ盛りで、なにより文句なしに面白いことが最大の魅力だと思います。これを実写で演じたらどうなるんだろうと、ワクワクしながら何度も読み返しました。

――杉元佐一という役とどのように向き合いましたか?

 杉元は生存本能がとてつもなく強い男。傷の治りが早いという体質的な部分もありますが、 「不死身の杉元」と呼ばれるほどの生命力や生への執着を、二○三高地では特に意識しました。なんとしてでも生き残ろうとする執念の裏には、目の前で命を落とした親友・寅次との約束を守り、彼の妻で幼馴染みの梅ちゃんの目を治してあげたいという想いがあるんですよね。本来は自分のためでなく人のために行動できる心優しい人なんですけど、過酷な戦場で人間として大切な何かを失ってしまった。それがアシㇼパさんと出会って、食べ物への感謝の気持ちを取り戻していったり、自然と共生していく生活の中で、少しずつ心がほどけていくというか、浄化されていく。そういう杉元の心の変化を丁寧に演じたいと思っていました。

インタビュー全文は『映画 ゴールデンカムイ ビジュアルブック』にてお楽しみいただけます



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